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NEWS LETTER

2026.01.27 NEWS LETTER

🔶 【 “グローバルミニマムタックス日本版"② 】

~2026年になり、いよいよ内部体制上も経営実務に組み込む事が迫られてきました!

✥ QDMTT(国内ミニマム課税)に対応していない場合のリスク ✥

✥ グローバルミニマムタックスは

実のところ「税金の話」にとどまることではなく、
グループ範囲、
データ管理、
ガバナンス、
海外事業戦略、
などの社内の各制度のしくみにも波及していきます。

企業側は全体把握と、抜本的な体制構築が求められることになります。

✥ 今回はQDMTT(国内ミニマム課税)対応漏れによる潜在的な企業リスクをお届けすることにいたします。

◆ 下記の例示は、令和8年1月1日現在の法令・通達等に基づくものですが、各事例は一般的な回答であり、必ずしも事案の内容の全部を表現したものではありませんので、お客様が行う具体的な取引等に適用する場合においては、この事例と異なる課税関係が生ずることがあることにご注意ください。

Ⅰ. グローバルミニマムタックスの対応をしなかった場合のリスク
グローバルミニマムタックス(GMT)について、何もしない場合は税務以外の経営課題が残ってしまいます。
気が付かず「何もしない場合」のリスクシナリオを経営視点から検討いたします!

GMT(OECD BEPS Pillar Two)に、未対応の場合は、企業側はリスクが確定する状況に近いような制度になっています。
そのリスクシナリオを6つほど挙げてみます。

Ⅱ.リスクシナリオ 6つのケース
①.税コストが「想定外」に増える
≪何が起きているでしょうか?≫
低税率国の実効税率が15%未満だったのに、追課税が発生するが、事前に影響額を把握しておらず、初年度に想定外の税額増加が発生する。

≪経営への影響≫
四半期・通期業績のブレによる予算・業績予想の修正で投資家・アナリストへの説明負担がふえる。
【結 果】
⇒「税率は分かっていたが、金額は分からなかった」という
最悪の説明になる可能性…。

②.初年度対応で現場が崩壊する可能性も。。
≪何が起きているでしょうか?≫
海外子会社から必要データが集まらない・・
会計・税務・ITの役割が未整理だったのでExcelで無理やり対応 → 手戻りが多発する。。

≪経営への影響≫
経理・税務部門の工数が増加し、人依存・属人化が顕在化。
ミスと再計算・説明不能の連鎖の可能性。
【結 果】
⇒ 「制度が複雑」ではなく「準備不足」が原因だったことが判明することになる。

③.監査・税務当局対応で指摘を受ける
≪何が起きているでしょうか?≫
GloBE計算根拠が説明できず、国別ETRの算定プロセスも不透明となりQDMTT判定も曖昧になっている状態…。

≪経営への影響≫
内部統制上の問題について監査上の指摘を受ける。
税務当局からの照会・是正が増え事務量増加。
【結 果】
⇒「後から業務をやり直しや追いつく」は、ほぼ不可能に近い状態となる。

④.本来払わなくてよい税金を払う
≪何が起きているでしょうか?≫
実体ベース控除(carve-out)を考慮せず、DMTTの適用可否も誤る。
組織再編・構造見直しの余地を検討していなかった。

≪経営への影響≫
回避可能だった追課税が確定することで恒常的な税コスト増があとからわかり、利益率の低下を招く。
そして経営予算計画の再調整となる。
【結 果】
⇒無策だったことは結果最も高い税務戦略となってしまう。

⑤.経営判断が後手に回る
≪何が起きているでしょうか?≫
海外投資・拠点設計にGMT影響を織り込めないことで、M&A後に想定外の税負担が発覚し、場合によっては事業撤退・再編判断が遅れてしまう。

≪経営への影響≫
投資効率が悪化することで競争力は低下する。
経営の意思決定スピードも低下の可能性。
【結 果】
⇒税務の遅れが、経営の遅れにつながることになる。

⑥.ESG・レピュテーションリスク
≪何が起きているでしょうか?≫
税務方針が整理されておらず、国別税務情報の説明ができない。
このため「過度な節税企業」と見られる可能性がでてくる。

≪経営への影響≫
投資家・金融機関からの評価が低下し、ESGスコアへ影響を与え場合によては中長期的な企業価値毀損を含んでしまう。
【結 果】
⇒税務は「コスト」ではなく「信頼性」の判断の一要素となる。

以上のように、対応していないや、対応の遅れの最大のリスクは「後から気づく」事にあります。
つまり「税金を多く払うこと」がわかるというよりも、「準備不足のまま初年度を迎えること」自体にリスクがありそうです。

Ⅲ. グローバルミニマムタックス対応チェックリスト
それでは、どのような企業においてGMT対応が必要なのでしょう。
GMT制度は、「いつか対応する…」では間に合いません。
また対応は順調なのか? 遅れているのか?

ここで、会社の置かれている状況がわかる実務チェックリストを掲載しました。

以下のチェックリストで、自社の準備状況を今一度可視化してみてはいかがでしょう?

① 対象判定・スコープの確認
☐ 直近2期以上で連結売上高7億5,000万ユーロ超か
☐ 海外子会社・支店・PE(恒久的施設)を保有している
☐ 連結範囲・持分比率を正確に把握している
☐ グローバルミニマムタックスの対象外と誤認していない
⇒ まず「対象かどうか」の誤判定を防ぐことが最重要です!

② グループ構成・国別整理
☐ 国別に法人・支店・PEを一覧化している
☐ 国ごとの事業実体・従業員数・資産を把握している
☐ 低税率国・優遇税制適用国を洗い出している
☐ 再編・清算予定の会社を把握している
⇒ 国別管理ができていないと、後工程が破綻します!

③ 会計データの準備状況(GloBE所得)
☐ 海外子会社の会計基準(IFRS/現地基準)を把握
☐ 連結パッケージでGMTに必要な勘定科目が取得可能
☐ 一時差異が識別できる仕組みがある
☐ 会計データの提出期限が統一されている
⇒ 会計データの質が計算精度を左右します!

④ 税情報(Covered Taxes)の取得
☐ 国別に法人税・地方税・源泉税を区分できる
☐ 税額控除・優遇措置の内容を把握している
☐ 繰延税金の計算方法を整理している
☐ 税務調整とGloBE調整の違いを理解している
⇒ 「税額は分かる」だけでは不足なのです!

⑤ 実効税率(ETR)と追課税リスクの把握
☐ 国別にETRを試算したことがある
☐ 15%未満となる可能性のある国を把握
☐ 実体ベース控除(carve-out)を考慮している
☐ 追課税額のレンジを経営層に説明できる
⇒ 早期の「当たり」をつけることが重要になります!

⑥ QDMTT(国内ミニマム課税)の確認
☐ 進出先国のQDMTT導入状況を把握
☐ 「適格QDMTT」かどうか確認している
☐ 課税が日本か現地かを整理している
☐ 二重課税リスクを検討している
⇒ どの国で税金を払うかが変わってくるのです!

⑦ 申告・報告の体制整備
☐ GloBE情報申告の責任部署を決定
☐ 親会社・子会社の役割分担が明確
☐ 税務・経理・IT部門の連携体制がある
☐ 監査法人への説明準備ができている
⇒ 「誰がやるか」を決めないと進みません。

⑧ システム・IT対応
☐ Excel手作業で限界があると認識している
☐ 連結会計・税務システムとの連携を検討
☐ データの正確性・証跡管理ができる
☐ 将来の制度改正にも耐えられる設計か
⇒ 初年度を乗り切るだけでは不十分です・・

⑨ 経営層・社内コミュニケーション
☐ CFO・経営層に制度概要を説明済み
☐ 税額増加の可能性を共有している
☐ 投資・組織再編への影響を議論している
☐ 社内向け説明資料を用意している
⇒「知らなかった」は最大のリスクとなります!

⑩ 外部専門家・今後の進め方
☐ 税理士・会計士に相談している
☐ 各国ローカルアドバイザーと連携
☐ 初年度対応スケジュールを作成
☐ 定期的な見直し体制を構築予定
⇒ 自社だけで抱え込まないことが重要なんですね。

【 チェック結果の目安 】
*8割以上チェック済→ 実務対応は順調
*5割程度チェック済→ 早急な体制整備が必要
チェック済がそれ以下→ リスク高(今すぐ着手)

結果はいかがでしたでしょうか?

= Note (グローバルミニマムタックス(GMT)の影響)=
グローバルミニマムタックスは実は、企業経営の全般にかかわってくる課題なのですね。
その課題は「経営管理の一部」に昇華できるかどうという重要なポイントに影響を与えます。

いわゆるGMTは「税金の話」だけではなく、元数字は会計から始まり、グループ管理・データ・ガバナンスの制度に波及します。
企業様側は、早期の全体把握と内外体制構築が求められ、「経営の前提条件まで変わる制度」になり得ます。

前回から2回にわけて今年初年度のグローバルミニマムタックスのうちQDMTT(国内ミニマム課税)について、概要をお伝えいたしました。

この他、近年は新たな制度(※)が導入される見通しですので、それらはその都度お伝えできたらと思います。
(※)
・IIR(所得包括ルール)… 親会社が子会社分を追加課税
・UTPR(軽課税所得ルール)… IIRが使えない場合の補完ルール
※ 弊社は多国籍企業様の資料作成等国際税務も対応しております。
※「トランジショナル・セーフハーバー(Transition Safe Harbour)」の判定含む。
いつでもご用命くださいませ。
writer: Kiyomi Kindaichi / 金田一喜代美

=Editor's Note= 『 Coffee Break 』  ✥ひと息 ✥

2026年1月26日 「ほっと ひといき」

「Coffee Break」
ここまで読んでくださいましてありがとうございます。
年度末にさしかかり、みなさまにおかれましては、ますます追われる日々になっていませんか?
業務で少し疲れたら、コーヒーでも飲んで一息ついてくださいね。
コーヒーブレイクも業務のひとつかもしれません。
筆者は緑茶とコーヒーは1日10cupは飲んでます ⁈
休みながら忙しさ、一緒に乗り越えていきましょう!
そして寒さの向こうの桜咲く春をたのしみにしています。

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