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NEWS LETTER

2026.02.25 NEWS LETTER

🔶 ~ グローバルユニコーンの“成長痛“~ 【  株式報酬制度(SO/RSU/RS/PSなど) 】

グローバルユニコーンは、海外展開を始め、IPO前後で急成長中の企業様ですが、スタートアップでは、往々にして次のような構造があります。

✥ 本社・子会社は海外にあり、
✥エンジニアや人材も各国に分散している。

そして採用競争が激しいので、
✥ 株式報酬がほぼ前提!

その結果、外国法人で日本居住者を、日本法人で非居住者を採用し、国をまたいで異動する…。
このような構造が同時多発的に存在しています。

その上で、グローバルユニコーンはこんな前提で制度を作りがちです。
✥ 制度設計はグローバルで一本
✥ 各国の税務はローカルで何とかする
✥ 社員には「SO/RSUは成長の果実です」とだけ伝える

でも現実には、社員は居住地、勤務地が変化していて、権利確定までの期間は長い道のり…。

✥ News Letterでは ✥
Ⅰ. 国境を越えた瞬間に変化する株式報酬
Ⅱ. うっかりしやすい株式報酬の課税関係
Ⅲ. ケースで見るポイント
Ⅳ.株式報酬で起きがちな税務トラブル3選
Ⅴ.RSUとSO 越境すると何が違うのだろう
についてお伝えいたします!

Ⅰ. 国境を越えた瞬間に変化する株式報酬
グローバルユニコーンで起きた事例
「制度はグローバル、でも人は国をまたいで動く」

急成長中のグローバルユニコーンX社。
本社は米国、日本には開発拠点があり、社員にはRSUが標準で付与されている。

入社時、日本在住だったエンジニアAさんは、権利確定までの4年間のうち、途中でシンガポール拠点へ異動した。
人事としては「同じRSU、同じ条件」という認識だったが、実際には勤務国が変わったことで、課税関係も分断されていた。
権利確定時、日本とシンガポールの双方で課税対象になる可能性が浮上し、Aさんからは「二重に税金を払うんでしょうか?」という質問が飛んできた。

制度自体は正しく設計されていたが、実質的な役務提供地を前提にした説明と整理が追いついていなかったことで、想定外の調整が必要になった。

★このようにグローバルユニコーンでは、“同じ制度でも、社員ごとに税務の答えが変わる”
これが当たり前に起きてしまう、よくある事例です。

Ⅱ.うっかりしやすい株式報酬の課税関係
“どこに住んでいるか”では終わらないのが株式報酬です!

株式報酬で最初に整理するのは次の順番になります。
①受け取る人の居住者区分(課税関係の入口)
②日本の税務上の所得区分
③居住者:全世界所得が課税対象になり得る
④非居住者:日本源泉所得のみ課税対象になる

そして次に実際に課税されるかどうかは「どの期間・どこで役務提供した対価か」で決まるということになります。

★「日本法人か/外国法人か」は源泉徴収や実務対応を考える次の論点。
つまり、「①居住者区分→ ②役務提供地 → ③法人の関与」という判断順を押さえるのがポイントなんですね。

Ⅲ. ケースでみるポイント
≪ケース①:外国法人から日本居住者への付与≫
「海外本社からのRSU、日本課税になるのはどの部分?」

≪想定ケース≫
・外国法人(親会社)である
・日本在住の社員である
・RSU / ストックオプション付与

≪ポイント整理≫
日本居住者の場合
いったん日本課税の検討対象にはいるが、実際の課税範囲は株式報酬がどの勤務期間の対価かで判断

≪権利確定までの期間≫
・日本で勤務していた部分→ 日本課税
・海外で勤務していた部分→ 日本非課税となる余地
⇒日本法人が報酬決定、制度運営に関与している場合は源泉徴収義務が生じる可能性があります。

★「日本居住者だから全部日本課税」でも「海外法人だから日本は無税」ということではないのですね。
―――――――――――
≪ケース②:日本法人から非居住者への付与≫
「日本法人でも、どこで働いたかがすべて」

≪想定ケース≫
*日本法人
*海外在住の社員・役員
*株式報酬付与

≪ポイント整理≫
非居住者の場合は、日本源泉所得に該当するかが判断の起点
日本源泉かどうかは株式報酬が日本での役務提供に対応するかで判断します。

≪権利確定までの勤務期間について≫
日本での勤務部分は日本源泉所得で、海外勤務部分は日本非課税になりますから、日本源泉に該当する部分がある場合のみ源泉徴収が必要です。

★日本法人からの付与でも日本での役務提供がなければ日本課税されないケースあり
「日本法人=必ず日本課税」ではない

Ⅳ. 株式報酬で起きがちな税務トラブル3選
「だいたいの問題発生は、制度ではなく“タイミング”です」

株式報酬の税務トラブルは、複雑なスキームよりも、基本的な前提の共有不足から起きることが多いのです。

≪①課税タイミングの誤解≫
「付与された=まだ何も起きない」と思っていた社員が、権利確定や行使のタイミングで突然課税され、「そんな説明は受けていない」と混乱するケースは少なくない。

≪②国をまたいだ勤務と課税のずれから≫
付与から権利確定までの間に海外異動や転職があり、どの国で働いた対価なのかが整理されていないと、日本・海外の双方で課税対象になる可能性が出てくる。

≪③源泉徴収の判断漏れ≫
外国法人からの付与だから日本は関係ない、日本法人からの付与だから必ず日本課税といった思い込みで処理を進めると、後から源泉対応の是非を巡って修正が必要になる。

★いずれも共通する原因は、「居住者区分」と「実質的な役務提供地」を分けて考えていないことだったのです。

Ⅴ. RSUとSO 越境すると何が違うのだろう
「同じ株式報酬でも、動いた瞬間に性格が変わる」

RSUとストックオプションは、国内だけで見れば比較的イメージしやすい制度です。
しかし、国をまたぐと注意点の重さが変わる。
RSUは、権利確定時に株式が交付されるため、課税イベントが比較的明確です。

一方で、権利確定までの勤務期間が長く、海外異動があると、どの国で働いた期間に対応する報酬かを配分して考える必要がある。
ストックオプションは、行使するかどうかを社員が選べる分、課税タイミングをコントロールできる余地がある。
ただし、行使時・売却時の課税関係が国によって異なり、結果的にRSU以上に説明が難しくなることもある。

グローバルユニコーンでは、「RSUかSOか」という制度の違い以上に、「いつ・どこで働いた対価なのか」を追えるかが、運用の成否を分けます。

★ 国境をまたぐ前提では、制度の違いよりも、勤務実態のトラッキングが重要になってきますね。

 = Note =
グローバルな株式報酬制度の実務ポイント

グローバルユニコーンでは、株式報酬は「特別な制度」ではなく、優秀な人材を世界中から集めるための“標準装備”になっています。
だからこそ、居住者区分や実質的な役務提供地といった税務論点は、一部の専門家だけの話ではなく、人事・社員双方に影響する経営課題になっています。

株式報酬の課税は、居住者区分で「日本課税の検討対象か」を確認し、最終的には「どこで働いた対価か(実質的な役務提供地)」で決まる点がポイントなのですね。

■ 弊社はグローバルユニコーン企業を応援しています!■
If you have any questions about stock compensation( 株式報酬制度) plans or taxation, please free to contact us at any time.

writer: Kiyomi Kindaichi / 金田一喜代美

=Editor's Note= 『ENTROPY』
2026年2月24日 「エントロピー」
「 増大するエントロピーにうもれて」
Buried in entropy

毎年この申告の時期は高エントロピーに見舞われ、机も部屋も散らかりはじめ放置状態‼
いかんとしても整理抵抗できない期間にはいります(笑)

物質を作っている分子は本来自由にふるまいたいので、外から圧力やエネルギーが加えわらない限り、どんどんバラバラになって散らかったいくんですね。。
(※ エントロピー増大の法則)
増大エントロピーに逆らって秩序を保つには外圧が必要なんです。
まさに今の机や部屋の状態ははそんな時期に差し掛かりつつ。

★しかし!ここで、エントロピーが経済に影響を与えているところをご紹介いたします!
実は会計や税務は見事にエントロピーの影響を(?)評価して数値化してるんですね‼

たとえば、豪州に新築別荘をを6000万円で買った、テスラ車を2000万円で買った,としても時の経過で陳腐化し、数十年後はなくなります。

どんな素晴らしい発明品も、残念ながらその経済価値を保ったまま100年後も存続することはなくて、どんどん新商品が生まれその価値は下がっていくんですね。
(高エントロピーによって物質は無秩序化し劣化していく)

これを会計では減価償却費で計上にしてるんです。
つまり会計は “物質価値のエントロピー測定装置”となっています。
それとは逆に、“物質”に資源とか労働を加えて価値を温存し含み益を作ると(低エントロピーで物体の価値を増やす)

今度は、その含み益に税金をかけるという仕組みがあるわけですね。
つまり、税制は“低エントロピーで財を再配分する仕組み”をもっているとも言えるわけです。
経済は物理や制度と切っても切れない相互関係になっていた‼

では、私たちの物質世界においてエントロピーの影響を受けないもの、つまり劣化しないでずっと同じ価値のものってあるのかな?
はい、もちろんあるのです!
たとえば数学の定理とか、人それぞれ信じる神仏とか、そして誰にも評価できない親から受け継ぐ “想続” やペットへの愛情など。。

物体としての形はもう亡くても、生死を超え時空を超える“想い”というのはエントロピーの影響外なんですね。
散らからずに、ずっとそれぞれの心に保たれているんです^^。

… と、思いつつも筆者は今日も現実のエントロピーの影響下で汗してます。

-- -- -- -- --

※ エントロピー増大の法則とは物質を構成している分子などは圧力を加えなければ秩序が無秩序になり散らかっていくという法則。
例)コーヒーにミルクを入れると混ざって元にもどれなくなる。
氷が水に溶ける。部屋が散らかっていく。など

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